スマホ時代の水田管理

皆さんは最近、田園風景をご覧になられた機会はありますか。都心に住まわれていらっしゃる方などですと、どうしても田園風景や作物の実りを感じる風景から遠ざかってしまっているかもしれません。ではお米は、水田、畑、どちらで作られるでしょうか。答えは両方です。お米は水田でも、畑でも収穫できますが、その際に使用する稲の種類が異なると言われております。水田で育てる「水稲」、畑で育てる「陸稲」がそれぞれあるようです。皆さんの多くは、お米は水田でつくられていると思われていたのではないでしょうか。日本の多くのお米は水田でつくられていますが、水田にためられたお水は、農家さんが長年の経験と知識をもって水の量や温度を管理していることをご存じですか。近年では、農業のIT化にともない水田の管理もスマホやパソコンを通じて情報管理される時代となり、私たちの見えないところで、AIやロボットたちが農業のサポートを行っているようなのです。